あるおの紀行2(~出雲縁結び旅行~ 神在月に出雲へ)
CLL(慢性リンパ性白血病)患者・家族の会代表 斎藤
~出雲縁結び旅行~ 神在月に出雲へ
1976年12月27日高校一年生の冬休みに友達4人と出雲へ旅行する。
京都駅から山陰線にて寝台夜行列車「出雲」 夜9時頃出発です。寝台は、2段ベットで堅くて、寒くて、トリスウイスキーで体を温かくして、友達とトランプをして暗闇の窓の景色を眺めていました。窓は外気温と中の暖房との気温差で水滴が付着して、指で水滴をふき、駅に着くたびに今どこか?確かめていました。朝早く出雲市駅に到着し、そのまま一畑電鉄にて出雲大社に到着しました。
あれから約50年ぶりの出雲です。
今回は血液情報広場つばさ出雲セミナーへ参加のために来ました。
私は社会保険労務士として質問に回答する。
臓器移植をされた方には、障害者手帳を発給されるのに骨髄移植を受け、慢性GVHDで苦しんでいる人にはなぜ障害者手帳が発給されにくいのか?制度の仕組みを答えるのでなく、その課題にどう取り組んでいくのか?私も答えはわかりません。医療的なQOLだけでなく、もう少し広く、生きていくための社会保障を含めたQOLを考える。
セミナーが始まる前に、足立美術館に行きました。とても綺麗な庭園です。23年連続日本一美しい庭園です。庭師による普段からの手入れ、お客様をお迎えする心。是非皆さんも訪れてください。
セミナー終了後の島根県立中央病院骨髄移植患者会むくの木様による懇親会は、とても楽しく、元気で、暖かくて、今日この場に居られることの幸せを感じました。会の代表者の言葉で、会費も会則もありません。「楽しいことをしよう」のスローガンで毎年色んなイベントを開催されます。蕎麦打ち体験、バーベキュー、カヌー体験等して、家族を含めてみんな楽しむことです。参加者は、骨髄移植者、ドナーの方、医療従事者、そしてその家族の方が参加されるそうです。来年 齊藤さんも来てくださいと言われて嬉しかったです。
翌日は、奥出雲市の船通山に登りました。頂上は曇っていて、隠岐の島も見えず、大山も霞んでいました。ガイドさんから爪楊枝の枝を折って、嗅いでくださいと言われて、嗅いでみると、美味しそうな高級和菓子が想像できました。雨にも合わず、下山して温泉と蕎麦を堪能しました。自然からたくさんのケアを頂きました。
今回の旅行は、50年ぶりで、神在月の季節に色々な人との縁結びを実感できる旅でした。
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